ラバリ族の刺繍は、興味深く、かなり昔から芸術性が認められてきました。
他の民族と違った刺繍はインパクトがあり、種類も豊富です。
ラジャスタンやグジャラートで暮らす人々は、これまでずっとマハラジャ(王)の元で生活してきました。
まさに王様が人々の暮らしの中心だったわけです。
ラバリ族もマハラジャに刺繍を献上するため、その腕を磨いてきた民族です。
そして、マハラジャもまた、ラバリ族の刺繍に援助をしてきました。
ラバリ族の刺繍は、シルクロードにのって海を越え、ヨーロッパに渡ることもありました。
また、アラブやヨーロッパの刺繍文化が交じり合ってお互いの文化を築き上げた時代でもあります。
ラバリ族の刺繍は多くの民族に影響を与え、またラバリ族の刺繍も様々な文化によってより精密になっていったようです。
今日ではマハラジャに代わって国が彼らの刺繍を支えています。
しかし、残念なことに、彼らの刺繍技術も生活の変化と共に衰えていっているのが、現状です。
マハラジャのために、家族のために1縫い1縫い熟練されていった技術は、娘の代まで引き継ぐことが難しいようです。