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ベリーダンス

初めての出演あれこれ

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■ハフラ？発表会？ショー？

・発表会

ダンス系の習い事の目標の一つとして、発表会の出演があります。
基本的に現代日本でダンスというものは、自分以外の誰かに向けての表現手段の一つとされることが多いようです。
もしも誰にも見せたくない、自分ひとりだけでエクササイズ的な感覚でベリーダンスを楽しみたい、と思うようでしたら、習っている先生にその旨を伝えておくことも大切です。
ベリーダンスでは習っている教室のメンバーやその友人・身内を対象にした小規模なものから、大きなホールを貸しきって行う大規模なものまで、あらゆる発表会の形がとられています。

・ハフラ

ハフラ(haflat)とはアラビア語で「ホームパーティのような集まり」を指す言葉です。
主にベリーダンスでの簡単な発表の場に使われます。
ベリーダンサー数人で軽食やお酒を楽しみながら音楽に合わせて踊るようなアットホームなものから、教室単位でダンサーが踊りを見せたい人を誘って披露するもの、レストランを貸しきってパーティーのようにするものなど、様々な雰囲気で行われます。
飲食する場合は会費制をとることが多いようです。
レストランによっては参加者全員が食事をしてくれれば、場所代や機材代は無料というところもあります。
参加人数や希望するスタイルによって、やりやすい形態を考えてみてください。

・ショー

お客様にチケットを買っていただき、ベリーダンサーがベリーダンスを披露するのがショーです。
有名な国内外のベリーダンサーを主役に主催者の関連教室の生徒が華を添える本格的なものや、ライブハウスで人気のあるダンサーやアーティストがコラボレーションするものなどがあります。
エスニック料理のレストランなどでは、契約したベリーダンサーが決まった曜日にショーをしていることがあります。その場合はそのお店で食事をすればショーチャージなしで見ることができます。ベリーダンスは比較的レストランショーの需要があるダンスなので、インドやトルコ料理のレストランで目にする機会も多いでしょう。
ただしすでにショーを行っているレストランは、教室を持っている先生単位でダンサー契約しているところがほとんど。決まり事や独特のマナーもたくさんあります。レストランショーに出演したいと思っている方は、ショーダンサー育成のプログラムがある教室を選びましょう。

■発表会が決まったら

発表会などイベント関係は会場予約の関係もあるため、半年～3ヶ月くらい前に開催が決まることが多いようです。
会場や時間、参加費や曲目を告知されたら、早めに参加不参加を伝えましょう。
特に参加費は、本番前の追加レッスンがあるかどうか、踊る曲数によってどれくらい変わるか、リハーサル費込みなのか、などを確認した方がいい場合もあります。経験者や先生によく相談しましょう。

■発表会の衣装

踊る曲が決まったら、衣装を考えます。
オリエンタルなのかジプシーなのかというジャンルはもちろんのこと、使う小道具や曲調などで向いている衣装の形状などが変わってきます。

ベリーダンスの衣装はサイズの調節をしたり、実際に着て踊って確認したりと、準備期間が必要です。
最初の発表会でしたら、最低でも1ヶ月前には手元に衣装を揃えておきたいですね。
実際の店舗で試着し、コーディネートを揃えて買えるものはいいのですが、ベリーダンス用品はネットショップの方が品数が圧倒的に豊富です。
ネットショップは注文から商品到着までに時間がかかるので、余裕を持った計画が必要です。

特に海外発注は1ヶ月以上かかることがざらです。ショップ評価やクチコミ、注意書きもあわせて確認しましょう。

＞＞オリエンタル衣装はこちら
＞＞ジプシー衣装はこちら
＞＞トライバル衣装はこちら

■振付を覚えるのは苦手ですか？

本来のベリーダンスは一人のダンサーが演奏に合わせて即興で踊るのが基本です。
ただし何でもいいわけではなく、リズムとアイソレーションの相性やアラブ音楽特有の感覚など、多くの知識と経験を必要とする、とても高度な即興性を必要とされます。
宗教や民族性なども深く関わってきますので、いろいろと学んでいくのも楽しみの一つです。
即興の難易度が高いうえ、習い事やショーダンスとしての便宜上、現在ベリーダンス教室で教わるダンスには決められた振付がある場合がほとんどです。
複数人数で踊る群舞の場合は、見た目の美しさや事故の回避などの目的もありますので、きちんと振付とフォーメーションを覚えていきましょう。

覚えるのが苦手……という人が多いのも事実です。
普段から教わったことをメモする習慣をつけましょう。
レッスン前に先生に一言ことわって、振付や注意事項を書き取っていきます。
人によって、全部言葉で書く人、棒人間で動きを表す人、曲のカウントごとにメモしていく人など、様々です。
わかりやすいやり方を研究してみてください。

ベリーダンスを始めるまでアラブ音楽を聞いたことがなかったという人もたくさんいらっしゃいます。
聞き慣れないリズムや独特の曲構成が耳に新しいと思いますので、音源が手に入ったらたくさん聞いて覚えましょう。

■踊る広さ

発表会のステージの広さはどれくらいでしょうか？
立派な舞台のあるホールから通路しかないレストランまで、ベリーダンスは様々な場所で踊られます。
ステージの上に照明器具が置かれる場合やピアノなどの楽器が動かせない場合、キャンドルが置かれていたり、尖ったオブジェが飾られてたり、段差があったりと場所によって条件も異なります。
ファンベールやイシスウィング、アサヤなど大きめの小道具を使う場合などは特に天井の高さなどにも注目したいところ。
実際使える広さを床にマーキングして、自分の動けるスペースを早めに把握できると安心できますね。

■ダンサーメイク

普段ほとんどすっぴんの人でも、ステージに上ってパフォーマンスを披露するなら顔立ちを華やかに彩るメイクは必須です。
会場の広さによって映えるメイクは違ってきます。

スタジオで簡単に行うハフラや特別な照明のないレストランなどでは、つけまつげなどでいつもよりラインを強調して色味を強くする程度のメイクでも構いません。

照明機材のあるレストランや小さめのホールなどになると、更にカバー力のあるファンデーションで肌を整え、メリハリのあるメイクをしないと顔が平らに見えてしまいます。

客席から距離のあるホールやライブハウスなどで踊る場合は目の幅1.5倍ほどまで引くアイラインや、顔立ちの陰影を強調するハイライトやシェーディング、華やかさと引き締め効果のあるはっきりしたリップメイクなどが必要です。
普段使い用のアイシャドウやチーク・リップなどは、薄付きだったりパールに強い照明が当たると色がわからなくなるものがほとんど。
マットで発色がいいものを選ぶか、ステージ用の物を揃えることをおすすめします。

さまざまなステージで最も気軽に使いやすい「盛り」アイテムは、つけまつげ(アイラッシュ)ではないでしょうか。
普段使い用のものでも、太く描いたアイラインの上辺に沿って上向きに着けるだけで目の大きさが違って見えます。
ステージ用やイベント用のボリューミーなものや、ラインストーンなどが付いたリッチなものもたいへん華やか。
キラキラゴージャスなベリーダンスの衣装に負けない、しっかりしたメイクには欠かせません。

ネットで「ベリーダンスメイク」や「アラビアンメイク」などのキーワードで検索すると、たくさん画像や動画が出てきます。好みのものを研究して、自分に似合うスタイルを見つけましょう。

ステージメイク用品専門店ではダンス用メイクの講習をしているところもあります。
基本を知る意味でも、1度受けてみると勉強になります。

■忘れ物はありませんか？

ベリーダンスショーの持ち物はかなりかさばり、重くなることが多いものです。楽屋が狭い場合、積み重ねて置いておく事もあるので、できればスーツケースやキャリーバッグなどの丈夫な物を用意できると安心です。
また脱いだ洋服やチェンジした衣装をきちんと片付けられる時間があるかどうかも悩ましいところ。とりあえず放り込めてぱっと移動もできる、折りたためるトートバッグなども重宝します。

衣装・小道具・メイク道具の他に、待機時間中に羽織れるガラベーヤや、裸足でもサッとつっかけられるサンダルがあると便利。

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また踊る曲の音源をスマートフォンなどのデジタル機器に入れて持ち運ぶ人も多いですが、当日に接続トラブルで大変なことに…となるケースもあります。できれば一緒に踊るうちの誰かがCDなど予備の音源を用意するといいかもしれません。

ベリーダンスのステージに出演するにあたり、一通りの注意事項を並べてみました。

それぞれの細かい説明などはまた別に、記事を書かせていただきたいと思います。