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ベリーダンスのアクセサリーについて
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■ベリーダンスのアクセサリー


トライバルチョーカー
華やかな衣装、ファンタスティックな小道具、普段の自分ではなくなるようなメイク……
ベリーダンサーを彩るものはとてもエキゾチックで魅力的です。
中でも衣装と並んでダンサーを飾るアクセサリーは、一際ダンサー心を沸き立たせてくれます。
自分に似合う物、気分が上がる物、より目を引く美しい物など、イメージに合ったアクセサリー選びをしたいですね。

とはいえ忘れてはいけないのは、ダンスを踊る以上、普段とはまったく違う動きをするということ。
激しい動きで外れたりしないか、顔や身体に当たったりしないか、髪や衣装、小道具に引っかからないか、よく確認しましょう。
特に外れてステージに落としてしまうと、裸足で踊ることも多いベリーダンスでは思いもよらぬ事故につながりかねません。
また着け外しに手間がかかるものは、着替えのあるショーなどでは不安要素となることも。

時間的にも余裕を持って準備して、レッスンで着けてみたりしながら、安全面も充分考慮したいところです。


 

■オリエンタルスタイルのアクセサリー


夢見るように美しい、オリエンタルスタイルの衣装たち。
光をめいっぱい反射するガラスビーズやラインストーンがふんだんにあしらわれ、さながら光と色の洪水をそのまま身に纏うよう。
そんな衣装を着るとなると、まったくアクセサリーをつけないのはアンバランスとなることもあります。
衣装がゴールドを使っている場合はゴールドのベース、シルバーのときはシルバーのベースにするのが基本。
色白の方は人気のピンクゴールドも可愛らしく着けこなせます。
日に焼けた肌は黄色みの強いゴールドならエキゾチックに、黄色みの弱いゴールドならスタイリッシュに似合います。
カラーが入る場合は衣装と同系色ならおとなしく穏やかな印象に、ポイントになる色なら華やかでこなれた感じになります。
衣装を着た自分をよく観察して、物足りなさを感じる部分にアクセサリーを足しましょう。


・ネックレス

チョーカーピアスセット プレミアムゴールド 
イミテーションパールチョーカーDX

ネックレスのデザインは身につける人によって似合い不似合いがあるので、注意が必要です。
首周りに沿うチョーカータイプは比較的首の長い人におすすめ。
逆に首が短めなら、トップ部分からさらに垂れ下がる飾りがあるY字タイプがすっきり見えます。
胸の谷間が豊かにできる方は、ネックレスの飾りが谷間に入らない長さを選びましょう。
身体の厚みがない方は凝ったデザインの物にしてもいいですね。
金属アレルギーが心配な方におすすめなのは、パールビーズやガラスビーズを連ねた物。
大粒なビーズが使われていると、金具部分も肌に触れにくくダメージを抑えられます。

派手なアクセサリーが苦手な方や大人っぽい雰囲気を演出したい場合は、本物のジュエリーのプチペンダントをさりげなくつけるのも素敵です。
ダイヤやルビー、サファイアなどのリアルジュエリーは小粒でもリッチな輝きがあります。
ただしジュエリーは繊細なものなので、取り扱いは普段以上に注意深くしましょう。


・耳飾り

スワロフスキーピアス・オクタゴン クリスタルタッセルイヤリング【スーリヤ】

基本的に国外で生産される輸入アクセサリーはほとんどがピアスです。
またダンスのアクセサリーとしては、イヤリングよりもピアスの方が落下しにくく、安心して着けられます。
年代の高いベリーダンサーの中には、ベリーを始めたと同時にピアスホールをあけたという人もたくさんいます。
それでも様々な事情でピアスがつけられない人も、もちろんいらっしゃいますよね。
ダンスシーンでもイヤリングは絶対ダメ!というわけではありません。
なるべく軽い物を選び、つけまつげ用のグルーで貼り付けてみましょう。かなり安定感が増すはずです。
またネイルアート用のラインストーンなどをグルーで貼るのも手です。
サイズは小さいですが、貼るピアスなども市販されています。
ビンディを耳たぶの形に合わせて貼っても、華やかで可愛らしく仕上がります。

日本人はダークカラーの髪が多いので、綺麗に光を反射するスワロフスキー社のクリスタルガラスを使ったアクセサリーがとてもよく映えます。
写真や画面では分かりにくいのですが、実際に目にするとその美しさは別格。
特に海外製のブランド衣装を手に入れた際は、ぜひクリスタルガラスのピアスなどに挑戦してみてください!


・ブレスレット

ラインストーンパンジャバングル05 アーム ウィング リスト


オリエンタルの衣装は袖がないことが多いので、腕周りの装飾がないとヌーディーな印象になりがちです。
衣装自体にアーム飾りがついている場合はそれでも充分ですが、ない場合はぜひブレスレットを検討しましょう。
また手元はダンス中に最も大きく動かす部位です。
衣装やベールなどに引っかからないよう、特に金属の爪でストーンを留めているラインストーンには注意してください。
リングとブレスレットをつないで手の甲を装飾するパンジャバングルはエキゾチックでとても素敵なのですが、パーツのつなぎ目が多いのでやはり注意が必要です。
マハラニバングル スクエアラインストーン

いくつも細いバングルを重ね着けするのもとても人気のあるスタイルですし、応用の利く方法です。
素材によって目立つ音がしますので、曲調やムードによってOKかどうか、心配でしたら先生や一緒に踊る人に確認してみましょう。





・ヘッドアクセサリー

ヘッドジュエリー フラワーシャイニング ジュエリーヘッドバンド


ベリーダンスやインド舞踊、東南アジア各地の民族舞踊などのイメージとして強いインパクトがあるヘッドアクセサリー。
インドではティカと呼ばれる額飾りも有名です。
エジプシャンタイプのオリエンタル衣装では、ヘアバンドがセットになっていることも多いようです。
チェーンやビーズを組み合わせて額や髪を飾る物は、ネックレスやブレスレットの端にピンを通して代用できます。
頭を大きく振るサイーディなどには向きませんが、額に大き目のポイント飾りが来るものはグルーなどで固定すると、多少の動きではずれなくなります。
つけるだけでオリエンタルなムードがぐっと上がりますので、曲調や振付に合わせて工夫してみましょう。


・その他

インディアンチェーン ベアフットサンダル ラインストーンシンプルラインアンクレット


裸足で踊るときに効果的なのがアンクレットです。
足首は手首より太く首より細いので、サイズがあった専用の物を使うことをおすすめします。
やはりラインストーンなどはスカートの裾に引っかけがちです。
デザインチェーンにチャームを下げた物などが着けやすいですね。
足指と足首を装飾でつなげたベアフットサンダルも綺麗です。

ベリービンディー カラーストーンSP ヘアビンディ サン&スター

おへそに開けるピアスも、ベリーダンサーなら憧れる人も多いのでは?
耳よりも厚い皮膚に開けるので、トライしても馴染まなかったり、そもそも憧れていても開けることに抵抗があったりするものです。
そういうときはビンディーやラインストーンを貼ってみてはいかがでしょう。
ベリービンディーという名前で円形におへそを囲むように使えるビンディーも販売されています。
並び方を工夫してデザインに凝ってもいいですし、シンプルにラインストーンを一粒貼ると本物っぽく見せることもできます。
最近人気なのは、綺麗な柄をデザインしたラメやラインストーンのフェイスシール。
フェイスステッカーやフラッシュタトゥーなどとも呼ばれ、若い世代を中心にとても人気があります。
額や目の周りをデコレーションすることが多いのですが、それ以外の部位に使ってももちろんOK。
胸元や二の腕、衣装の深いスリットから覗く太ももなどを飾っても、ベリーダンサーらしくて素敵です。
アクセサリーと違って落ちたりずれたりしにくいので、ダンサー向けの装飾ともいえます。



 

■ジプシースタイルのアクセサリー
 


ジプシーと呼ばれるロマの人々が身につけるアクセサリーは、見た目の美しさもさることながら、様々な願いや思いがこめられた意味深い物が多いのが特徴です。
一説に全財産を身につけて各地を移動するといわれる彼らの生活スタイルのイメージから、全身にいくつものアクセサリーを盛り付けるのがスタンダート。
キラキラしたドレッシーなジュエリーより、ガラスビーズやウッド、陶器ビーズを使った民族調のものが似合います。

もともと装身具に使われる「ビーズ」という言葉も古いアングロサクソン語の「biddan(祈る人)」が語源という説があります。
鉱物や牙や爪、植物の種などで装身具を作るということは、自然の恵みに感謝するとともに豊作を祈り、自分の勇猛果敢さや美しさをアピールすること、また自然と共生する人々は呪術的な意味合いとしても身に着けていたようです。
以下からは素材別にご案内します。

・天然石
リアルストーンブレスレット

現在ではパワーストーンとしてなじみが深い半貴石は比較的加工がしやすかったため、太古より装身具や工芸品に使われてきました。
翡翠や瑪瑙、ラピスラズリやターコイズ、様々な色の水晶はカジュアルなアクセサリーとしても多数流通しているので、衣装に合わせて使うことが出来ます。
石に自然な傷やひびなどがあってもむしろ味わいがあり、石の力を感じることが出来るので、高級品にこだわることはありません。
普段パワーストーンの数珠ブレスレットを肌身離さずつけている方は、ジプシーやトライバルフュージョンの時はそのままつけていられる場合もあります。
石なのでそれなりの重さがあり、不意の衝撃で割れることもあるので、ダンスのステージで身につける場合は注意を払ってください。


・ガラスビーズ

グラスメタル ネックレス グリーンシェルチョーカー

ジプシースタイルにはあまりキラキラ華やかなクリスタルガラスなどのアクセサリーは似合いません。
カラーやデザインが豊富なフォークロア的な雰囲気の物を選びましょう。
アンティークのガラスビーズはそれ自体に熱心なファンがいるほど人気が高く、味わい深い豊かな質感があります。
トンボ玉やチェコビーズ、ヴェネチアンビーズなどは特に人気があります。
大きなものは重く、薄いものや中空になっているものは割れやすい物も。
取り扱いは慎重にしましょう。

・ウッド
ターコイズコインネックレス&ピアスセットカラーボールチョーカー
木製のビーズはぬくもりのある色とやわらかい着け心地から、重ね着けを好む方にとても人気があります。
使われる木材によって重さは異なりますが、比較的軽いので大振りなものでも着けやすいのが魅力です。
ほとんどのものは着色されているか、ささくれ防止・艶出しの為のラッカーが塗られています。
金属アレルギーのある方には頼もしいウッドアクセサリーですが、染料などに敏感な方は注意が必要です。

・陶器ビーズ
イミテーションストーンチョーカー


クレイ(泥)ビーズとも呼ばれる物は世界各地で昔から多数作られてきました。
中でもインドやネパール、チベットやアフガニスタンなどの少数民族の間で作られてきたクレイビーズは色彩もデザインも個性的で、最先端のファッションデザイナーたちからも常に愛されてきたアイテムです。
また陶器に細かな模様や絵を描いて焼き付けたビーズも豊かなヴァリエーションがあります。
お肌が敏感な方も着けやすいので、汗をかきやすいステージ用のアクセサリーに向いています。


ジプシースタイルのアクセサリーをコーディネートする場合は、イメージがとても大切です。
現在はネットなどで世界各地のジプシーダンサーの写真や動画をたくさん見ることが出来ます。
美しく大胆に装って悠々と踊る姿を参考にしてみてください。
何度もコーディネートしていると、だんだん自分に馴染む物、身につけていて楽な物、楽しくなってくる物がわかってきますよ!


 

■トライバルフュージョンのアクセサリー
トライバルチョーカーオリジナルモデル  ジャーマンシルバーネックレス

世界各地の民族文化の要素をアメリカ人の感覚で取り入れたベリーダンスのいち形態であるトライバルスタイル、そこから発展してさらに自由なダンスへと進化したトライバルフュージョンスタイルでは、実に様々な民族文化の装飾品が使われます。
インド・ラジャスターン州の物から中央アジアや北アフリカ、南北アメリカ等の物を中心に、環太平洋の文化も取り入れたりします。
ジプシースタイルではあまり使われないシェルやココナッツ、珊瑚等の南洋系素材や、毛皮や原型に近い骨等の生命を強く感じさせる素材もよく使われます。
また都会的なバーレスクやジャズフュージョンになるとケミカルで近代的なアクセサリーも合わせるようになります。
自由だからこそ、踊るテーマやイメージ、曲の意味やムードを深くとらえ、大切に踊るのがフュージョンの楽しみともいわれます。


どのダンススタイルでアクセサリーをコーディネートする場合も、それぞれのダンスの世界を引き立てる物を選べるといいですね!