ベリーダンスの衣装・アクセサリーのガラムガラムではベリーダンスの衣装に限らず、
インドの文化的なことや、様々なエンターテイメントに富んだコンテンツを発信しています。

 
インドとベリーダンスの関係 -その2-
 



今回はその1に引き続きベリーダンスのスタイルとインドの関係について
浅く広くではございますが、ご紹介させていただきますね。

みなさんもご存知の通りベリーダンスにはスタイルがありまして、

トライバル、
ゴシック、
エジプシャン、 
ターキッシュ、
ジプシー ロマ、

などなど様々なスタイルが存在して、今もなお、新しく
独自のスタイルが生まれてきています。

そこで、当店を訪れるお客様の中で「インドは何のスタイルなのだろう?」
そう思われた方も多くいらっしゃるのではないかと思います。

答えは後回しにして、まずはそれぞれのスタイルとの関係について
解説をしていき、モヤモヤを固めて行きたいと思います。


■トライバル、ゴシック

一番関連性が高いものはやはり、アメリカのカルフォルニア州で
生まれたアメリカントライバルスタイル(ATS)です。

インドのバンジャラ族やグジャラート刺繍、北アフリカの民族衣装やアクセサリー
などを衣装のコーディネイトの基本としており、特に目立つ部分としては
刺繍のミラーワークや貝、アンティークアクセサリーです。

インドの民族衣装はトライバル、ゴシックの原点的なATSと
特に密接に関係しているのです。


■エジプシャン、ターキッシュ

インドとは一番関係がなさそうですが、インドの歴史の背景から
それを読み取っていただけます。

インドはずっとずっと昔にムスリム(イスラム教)に侵略された時代が
あります。そのため、インドにはイスラム教の文化が色濃く残っているのです。

実はあの有名なタージマハールもイスラム様式の建物でして
皆様がインドに抱くイメージはイスラム教のものが多いでしょう。

「コイン、アラビア音階、ターバン、ランプ、絨毯(じゅうたん)、ハムサ、
水タバコ、剣、すそを絞った大きなサルワル(ハーレムパンツ)ベール」、

などはインドにもあり、これら全ては、
ヒンドゥー教の文化ではなく、エジプト、トルコに共通する
イスラム教の文化なのです。

当店では特にDIYコーナー、アクセサリーなどに
エジプシャン、ターキッシュの色合いを感じていただけるかと思います。



■ジプシー ロマ

ジプシーはインドから旅を出発してヨーロッパに向かったとされます。
インドには自分の民族の名前を「ロマ」名乗る民族がいます。
ヨーロッパに向かわずインドで生活をしているジプシー、ロマ、は誇り高く
今もなおインドで生活をしています。彼らは必然的にインドに文化的な
影響を与えているのです。

ガラムガラムのオリジナル商品は
ジプシー ロマの民族衣装のデザインを起用しているものが多く、
素材はインドが得意とする良質なインド綿を使っているのが、
当店のこだわりでもあり、オリジナリティーの原点ともいえます。

今後ジプシーとロマについても詳しくお話させていただきたいと思います。

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またベリーダンスにはヨガやインド舞踊、インドの音楽などがよく取り入れられています。
こういった事からも、ベリーダンスとインドの関係がかなり深い事がわかります。


「インドは様々なスタイルの要素を含み、どのスタイルにも完全には属さない。」



その意味はそれぞれのスタイルにインドの味付けが加わって、
独自性と個性が生まれるという、ただ全く古いものを無視した
新しいものでなく、文化や歴史をベースとした新しさなのです。


旅行者の話でよく教えていただく事があるのですが
トルコやエジプトでさえも元々はベリーダンスではなく、
オリエンタルダンスと呼ばれているのが一般的なようです。

ヨガのようにエクササイズやスポーツのイメージが強くなって
インドには無い、新しいヨガのイメージが世界に広がったように、
ベリーダンスにもその傾向が少なからずあるように思えます。

ベリーダンスというもの自体のイメージはとてもステレオタイプであり、
その事に気付かれた方は、そのルーツが気になってくるのでしょうね。



もっとお話を続けたいのですが、長くなってしまいましたので
また次の機会でお話をさせていただきたいと思いますね。






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