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インドの文化的なことや、様々なエンターテイメントに富んだコンテンツを発信しています。

 
トライバル衣装
 



手工芸というものは、
年々姿を消し、インド現地ですら、
工場生産の安い商品が好まれています。

このトライバル衣装の文化を築き上げた
グジャラートという土地は、
かのマハトマガンディーの出身地でもあり、
民族闘争のメッカでもありました。

インドの国旗には、
機織機が描かれています。

手紡ぎのコットンから、
自分達で布を作り、
外国製品は身につけない
というストライキを行ったガンディーが愛した
本来のインドの人々の生活を象徴しています。

インドの人々の中には、
工場製品を身につける方が、
かっこいいという意識の高い地域もありますが、

このグジャラート地方を含め、農村部では、
今でも、木綿一枚を衣服として、
使用する人々も本当に多いのです。


そんなグジャラートで作られるものは、
手工芸の出発地ではないかと思うほど、
華と伝統技術が残っています。


現地の作り手は、
資本金のあるバイヤーたちに、
破格の値段で買い占められた時代がありました。


その後、刺繍作りに専念する事ができず、
刺繍に付加価値をつけました。

多くの作り手の中には、
なぜ価値が見出されているのかわからず、
間違って理解している人もいます。

ビジネスとしての商材として
扱われたことによって、
刺繍本来の想いとは別のところの意識が
できてしまったわけです。

すばらしい刺繍を望んでも、
なかなか出会えない、、
そういう時代になりつつあります。

私たちも含めた、
世界中の目利きの方々が
互いの想いを理解できるようになったとき、
古くから伝わる歴史や全ての美しい芸術は、
もう一度花咲くと信じています。

そしてこの刺繍たちは、
本当に素晴らしく、美しいです。

しかし、1番素晴らしいのは、
その刺繍が生活の中に根付いた時です。
手の感触、色彩、心で感じるものは、
自然を豊かにします。

刺繍を見れば、作り手の思いが伝わる、
迫力あるものをこれから、もっと紹介したいと思います。






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