Interview
衣装屋の本音トーク「ジプシースカートの正しい洗濯方法と扱い方」
店長
今日はですね、ジプシースカートの扱い方についてお話ししていこうかなと思ってるんですよ。
ス
スタッフ(以降:ス) 待ってました!あの25ヤードのボリューム、憧れるけど「どう扱えばいいの?」って不安な人も多いですよね。
店長
そうなんですよ。踊りのときの使い方は先生にお任せするとして、衣装屋としては「いかに長く綺麗に保つか」という裏方の話をしっかり伝えたいなと。
01
お洗濯の真実
お洗濯の真実
洗濯機が壊れる!?
ス
まず、一番聞かれるのってお洗濯じゃないですか?
店長
ですね。基本、コットンのスカートは「お風呂での手洗い」を推奨しています。最後にお風呂にお湯が残った状態で、水位30cmくらいあれば十分洗えますから。
ス
30cm!具体的でわかりやすいです。でも、忙しいと「洗濯機で回しちゃダメかな?」って思っちゃうんですが。
店長
洗濯機を使うなら必ずネットに入れてほしいんですけど……正直、おすすめはしません。25ヤードのコットンが水を吸うと、めちゃくちゃ重くなるんですよ。そうなると中まで綺麗に洗えないし、何よりお客様の家の洗濯機にすごい負担がかかって、故障しちゃう可能性があるんです。
ス
衣装だけじゃなくて、洗濯機まで守るためのお風呂洗いなんですね。
店長
そういうことです。ちなみに、うちのは作る前に全部の生地をちゃんと洗ってから生産してるので、色落ちはかなり少ない方だと思いますよ。
ス
それは安心ですね。サリーとかシフォンはどうですか?
店長
そのあたりは色落ちの心配はほとんどないです。シフォンならネットに入れて洗濯機でも綺麗になりますよ。
まとめ:素材に合わせた「最適解」
- コットン素材: お風呂で手洗い(水位30cm)がベスト。洗濯機は重さによる故障リスク大。あと色落ち(褪色)を防ぎ、カビも防ぐためには選択時、大さじ三倍のお酢を入れて一緒に洗いましょう。
- サリー・シフォン素材: 色落ちの心配なし。サリーはお風呂手洗い、シフォンはネットに入れて洗濯機OK。(洗濯機が心配な方は浴槽で洗うか、または洗いのみにして脱水機能を使わないようしましょう。)
02
乾燥のコツ
乾燥のコツ
2箇所じゃ足りない?
ス
洗った後、あの重たいのをどう干すかも問題ですよね。
店長
ガラムガラムのスカートには、両サイドに専用の「輪っか」が付いてます。ここに紐やフックを引っ掛けて吊るしてください。ウエストを直接挟むとゴムが伸びちゃいますから。
ス
あの輪っか、そのためにあったんですね!
店長
さらに早く乾かすコツは、2箇所だけで吊るすんじゃなくて、3箇所、4箇所と洗濯バサミで裾を引っ張って「開いた状態」にすること。風を通すのが一番です。
まとめ:重さを分散し、風を当てる
- 専用の輪っかを活用: ウエストゴムを保護するため、サイドの輪っかを使って吊るす。
- 多点留め: スカートの裾を3〜4箇所洗濯バサミで引っ張り、大きく広げて風の通り道を作る。
03
収納の術
収納の術
20秒たたみ vs ねじり巻き
ス
収納はどうしましょう。あんなに大きいのに。
店長
2つの方法を使い分けてください。レッスン帰りとか急いでる時は「20秒たたみ」。縦に半分に折って、横に2回、縦に3つ折り。これ、慣れると空中でパパッとできて、どや顔できます。詳しいやり方はこちらのリンクを参照して下さい。
店長
長期保管や、あの独特のシワ(クリンクル)を出したい時は「ねじり巻き」ですね。ロープみたいにくるくるねじって、半分に折りたたんで、最後はシュシュかヘアゴムでピッと留めるだけ。
ス
ギュウギュウにねじっちゃっていいんですか?
店長
そこが注意点!あまり強くやりすぎると、スカート破けます。特にガーゼみたいな薄手のコットンは本当に危ない。「適度な回転」で優しくね。
まとめ:シーンで使い分ける2つの技
持ち運び用「20秒たたみ」
縦に半分 → 横に2回 → 縦に3つ折り。変なシワがつかずスマート。
保管用「ねじり巻き」
縦にロープ状にねじる → 半分に折る → シュシュで留める。独特のクリンクル維持に。
ス
洗濯機への配慮から、ねじり方の力加減まで……まさに衣装屋さんの愛ですね。
店長
せっかくのお気に入りですからね。大事に扱えば10年だって着られます。衣装を大切にする所作も、ベリーダンサーとしてのステータスですから。
ス
今日からすぐ実践できそうです!
店長
分からないことがあれば店舗でも相談に乗りますので、いつでもどうぞ。ありがとうございました。